監理団体・実習実施者への実地検査結果
外国人技能実習機構のサイトに「2024年度(令和6年度) 業務統計」の結果が公表されていました。
建設業の実習計画認定職種が目立って前年度(令和5年度)より増加しています。逆に製造業関係の職種(機械・金属関係)が減少。
実習生の国別でみると、トップが依然ベトナムのままですが、割合としては減少。2位のインドネシア、3位のフィリピン、4位のミャンマーが増加しています。
私が注目したのは、外国人技能実習機構による監理団体や実習実施者に対する実地検査の結果です。
実地検査の総数自体は前年度より減ったものの、違反として指摘されたものの実数は増えています(当然、違反率は増加)。
特に、実地検査を受けた監理団体のうち約6割(59.7%)が何らかの指摘を受けました。
指摘内容としては、団体の運営や体制に関するもの、実施者への監理・指導に関するものが多くなっています。つまり、これらの指摘を受けやすいということです。
監理団体の体制や実施者への監理事業についての要件が何か、それらは満たされているについて、普段から気を付けていただくと、実地検査にも余裕をもって対応できるのではないかと思います。


