育成就労制度施行に向けた議論の現在地

技能実習制度に代わる新制度として育成就労制度が2027年4月から施行となります。

正面から人材確保が目的であることを打ち出した点が注目されがちですが、あともう一つの大切な目的として人材育成が挙げられます。
ただし、その評価方法については継続して議論がなされています。特定技能1号の水準を目指すこととされていますが、技能評価の方法としてペーパーテストだけでよいのかとか、そもそも特定技能1号評価試験をそのまま使うのは適当かとか。
政府内の会議(「特定技能制度及び育成就労制度の基本方針及び分野別運用方針に関する有識者会議」)の議事録・議事要旨を分析すると、ポイントとなっていることが浮かび上がってくるので、その後の着地点が気になってきます(おそらく12月の運用方針がひとつの着地点)。