高専生と企業とのミスマッチ

高専でキャリア教育を担当されている先生とお話しする機会がありました。

少子化+大学進学率アップで高卒採用が難しくなり、
「高卒の上位互換」として高専卒の採用が注目されているそうです。
確かに日経新聞などでも
製造現場のスペシャリストとして期待する論調をよく見かけます。

ただ実際は、設計・開発など上流工程を担える知識と技術を身に着けているものの、
その能力を十分活かすポジションが与えられず、そこにミスマッチが生じることもあるようです。
名だたる大企業のいくつかも同じ現象が起きていると聞き、驚きました。

かつて、現場で活躍する高卒生が潤沢に採用できた頃は、
高専卒業生との差別化が図られていたのかもしれません。
少子化の影響がこういうところにも出ているのか、と実感しました。

今回、高専の在校生向けに、労働法の基礎などをお話しする機会をいただきました。
皆さんが社会で活躍できるよう、また、入社後に困らないよう、私なりに精一杯お手伝いをしようと思います。