我が国の生産性
我が国の2024年度の時間当たり名目労働生産性は、日本生産性本部が昨年11月に公表した「日本の労働生産性の動向2025」によると、1994年度以降最高水準を更新しています。
けれども、同本部24年12月公表の「労働生産性の国際比較2024」から、日本の時間当たり労働生産性はOECD加盟38カ国中29位であり、指数では米国の約7割でした。
特に深刻なのが非製造業(サービス業など第3次産業)の生産性で、米国比で49.6と半分以下に低迷(「産業別労働生産性水準の国際比較 2024」、日本生産性本部生産性研究センター、2024年12月)、ここに国内就業者の7割以上が集中している状況にあります。
つまり、サービス産業の生産性向上が課題となっていることがわかります。
けれども、他国と比べてサービス産業の生産性がそんなに劣っているのでしょうか?
かつて滞在したことのある欧州や、その他、数少ないものの海外での経験から、体感として日本のサービス業が顕著に劣っているとは思えません。(ただ、きわめて優れているとも思いません。)
我が国の制度設計の問題とする向きも確かにあります。
ただ、制度というものはそれぞれの国・地域の歴史や様々な情勢を踏まえて設けられるものですし、良し悪しの評価を簡単に比較することは控えるべきだと思います。
かねてから気になることを、オチも用意せずつらつらと書き連ねてみました。


